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不動峰中から少し離れたテニスコート。
ストリートテニス場にしては大型で、無料で夜も営業しているらしくて評判は上々だった。
当然、テニス好きな俺は少し気になって、神尾を誘って二人で休みに行くことにした。
「…うわぁ…人多いなぁ…」
「そりゃ、休日だしね。テニスやりたい人はみんなここに来るよね。広いし無料だし。」
「…開いてるコートめっけ。」
神尾はコートを見つけたらしく、あの俊足で走っていってしまった。
俺は別にゆっくり歩いてく。だって、今日は視察にきただけだから。
「深司、早く早く。」
すでにやる気満々の神尾。
そこはちょうど大きな木で日陰になっているコートで、暑い今日はテニスをやるのにちょうどよさそうな場所だった。
コートの横にはベンチがあって……
…なんだ、誰かが使ってるコートじゃん。
黒髪の、俺より少し背が高い人が座ってた。
横顔だからなんともいえないけど、すごくきれいな顔つきだった。
「…神尾、そのコート、誰か使ってるよ?」
「え?」
やる気満々の神尾に水をさすようで悪いけど…ちゃんと先に着てる人がいるんだから俺らが割り込んじゃいけないよな。
「あ、どうぞお使いください。僕、ここにいるだけですから。」
ちぇ〜っとか言う神尾を連れて別のコートを探そうと思っていたら、ベンチに座ってる子が言った。
透き通る声ですごくきれいだったから、僕っていうのが似合わないな、って思った。
「だってよぉ、深司、やろうぜ〜。」
いいの?って聞いたら、どうぞ、って言われた。
神尾もやる気だったから、そのままコートに入って軽くラリーからはじめた。
「…負けた。」
「神尾、お昼おごり決定。」
「くそ〜〜……」
神尾と試合して、俺が勝って…
その間もずっとベンチに座って試合を眺めてるこいつが気になった。
「ねぇ、テニスしないの?」
「ん?」
間近でみたら、やっぱりきれいだった。
「あ〜…相手いないんでしょ?だったら俺とやろうよ??」
神尾が失礼に声をかけていた。
初対面の相手に名も名乗らずに試合を申し込むなんてどういう神経してるんだか……
半分神尾に呆れてた。
「いいですよ。」
神尾の失礼な申し立てを聞き入れたその少年はラケットを持つと立ち上がってコートに入った。
「あ、じゃあ、俺が勝ったらお昼おごって?」
「…賭け事ですか…テニスで賭け事をするのは初めてですね。」
「じゃ、俺負けないからな。」
その少年は微笑んでただけだった。
にこにこって。
俺はさっきまで少年が座っていたベンチに座って審判をやらされる羽目になった。
試合は、神尾のサーブから始まった。
「神尾、ぼろ負けじゃん。情けない。」
汗をびっしょりかいた神尾にタオルを渡しながらそういった。
「…だって、強い…」
「じゃ、神尾お昼二人分おごりね。」
「……俺、破産しちゃうかも…」
「弱い神尾が悪い。」
強いってわかってたら賭け事なんかしなかったのに…って神尾が泣き言言ってたけど、さらりと無視してやった。
「…どこのテニス部?」
「ん?…僕テニス部じゃありませんよ。」
………
「冗談だろ?!テニス部じゃないのに何であんなに強いのさ。コート入ったらボール見えなかったよ?」
「…さあ、何ででしょう。」
って相手はおどけてた。
「ね、名前は?」
「。です。」
「聞いたことないなぁ…やっぱり、テニス部じゃないのか……」
あ、じゃあさ、って神尾が…
「どこの学校?学生?」
「…学生ですけど、学校名は秘密です。」
なんでさ〜って神尾の声が…結構ウザッタイ。
「僕に勝ったら教えてあげますよ。」
って笑顔で言われたけど…見てたら実力の半分も出していない彼に俺らが勝てるわけがなかった。
でも、ちょっと興味持ったから俺も相手してもらった。
結果は惨敗だったけど…
「おなかすいた。」
「神尾のおごりでしょ、お昼。」
「……、またくるから、そしたら相手してね。次は勝つから。」
「…神尾じゃ一生無理だね。」
「深司、うるさい!」
興味わいた。
あのテニス場にも、テニス場にいる貴公子にも。
なんとなく…
すごいなって思った。
次は橘さんと一緒にこようかなっとか思った。
神尾と二人だと、神尾うるさいし。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
気分で深司(笑)
でも似てないや(汗)
なぞの主人公の設定は、もう少ししたら明かしますよ(笑)
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