は男の俺から見ても綺麗な顔してる。

 ほんと、女の子に見間違えそうになる。

 おまけにいつも笑顔だし、優しいし……


 だからかな。






 があんな顔してると、ちょっと気になる。



















































 すっごい晴れた昼寝日和の日だった。

 なんとなく授業をサボって屋上に行った。


 寝ようと思って、ごろんって横になった。





















 しばらく寝て、目が覚めて時計を見たら、ちょうど昼休みだった…

 ちょっと寝すぎた。


 あくびして、伸びをして、そろそろ教室に戻るかな……って思ってた。

 んで、ちょっと振り返ったら……いた。








 美人なおねーさん……

 いや、

 天気もいいし、ご飯でも食べにきたのかな〜……なんて、思ったけど、なんとなくそうじゃないみたいだ。





 「…〜〜〜、な〜にしてんの?」


 とりあえず、後ろから抱きついてみた。


 「…うわぁ!!……あ〜…びっくりした……芥川君ですか。」



 いつもの笑顔と違う笑顔が…なんとなく気になった。


 「お昼でも食べにきたのか〜?今日は天気いいもんなぁ…」


 ホント、昼寝日和。真っ青な快晴で、雲なんてひとつもない。

 よく寝たもんだ。



 「ん〜…考え事…かな?」


 「考え事???」


 「そ。」


 きらっと太陽に反射されて、の手のひらに何か握られていた。


 「な〜に、それ?」


 「ん?これ…?」


 の細くて綺麗な手に握られていたのは…なんだろう。

 真ん中に写真が入ってる、ロケットってのかなぁ……

 よくわかんね。


 「…わ〜…きれー…誰?この人。の恋人?」


 中に入ってた写真の女の人はすごく綺麗だった。

 と違って青い目金髪のお人形さんみたいだったけど、肌の色はと一緒で白くて、笑顔とかにそっくりだった。


 「それね、僕のMATHER。」


 「マザー??」


 「そ。」


 「お母さん?」


 「そ。」


 「きれーだなぁ…」


 「そうですか?」


 おんなじようなロケットを後六つ持ってた。


 「なんだ〜…、家族の写真持ち歩いてんだ?」


 「うん。」


 「みして。」


 「はい、どうぞ。」




 開けたら、男の人が四人。女の人が二人でてきた。


 「誰?」


 「…これが僕の祖父母。こっちが兄二人です。それから、これが父。」


 「じゃ、このきれーな人はおねーさん?」


 深みがかった茶色い髪に茶色い目の、には似てなかったけどすごい優しそうな美人な人。


 「…いいえ。この人もですよ。」


 「………?」


 「義理の…母ですね。」


 ニコニコと笑顔で言われたけど…聞いちゃいけないことだったかな?


 
 「あ、ごめん…」


 「別にかまわないですよ。綺麗な人でしょう?僕たちの面倒見てくれてほんと、優しい人なんですよ。」



 ニコニコと。

 やっぱりはつらそうな笑顔だった。


 「そ〜…じゃ、は幸せかい?」


 「…さあ、どうでしょう。」


 「しあわせ〜が一番〜…」


 くすくすと微笑んでくれた。





















 今まではなんとなくすごいやつだって思ってたけど、

 っていろんなものかかえてるんだな〜って思った。



 それでも笑ってられるってすごくね?



 ちょっと尊敬しちゃうな〜…



















































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 ジロー(爆)にてないですね、ごめんなさい。
 たまにはも悩みたいとw
 ホームシックかな?(笑)


















































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