とりあえず、後ろから抱きついてみた。
「…うわぁ!!……あ〜…びっくりした……芥川君ですか。」
いつもの笑顔と違う笑顔が…なんとなく気になった。
「お昼でも食べにきたのか〜?今日は天気いいもんなぁ…」
ホント、昼寝日和。真っ青な快晴で、雲なんてひとつもない。
よく寝たもんだ。
「ん〜…考え事…かな?」
「考え事???」
「そ。」
きらっと太陽に反射されて、の手のひらに何か握られていた。
「な〜に、それ?」
「ん?これ…?」
の細くて綺麗な手に握られていたのは…なんだろう。
真ん中に写真が入ってる、ロケットってのかなぁ……
よくわかんね。
「…わ〜…きれー…誰?この人。の恋人?」
中に入ってた写真の女の人はすごく綺麗だった。
と違って青い目金髪のお人形さんみたいだったけど、肌の色はと一緒で白くて、笑顔とかにそっくりだった。
「それね、僕のMATHER。」
「マザー??」
「そ。」
「お母さん?」
「そ。」
「きれーだなぁ…」
「そうですか?」
おんなじようなロケットを後六つ持ってた。
「なんだ〜…、家族の写真持ち歩いてんだ?」
「うん。」
「みして。」
「はい、どうぞ。」
開けたら、男の人が四人。女の人が二人でてきた。
「誰?」
「…これが僕の祖父母。こっちが兄二人です。それから、これが父。」
「じゃ、このきれーな人はおねーさん?」
深みがかった茶色い髪に茶色い目の、には似てなかったけどすごい優しそうな美人な人。
「…いいえ。この人も母ですよ。」
「………?」
「義理の…母ですね。」
ニコニコと笑顔で言われたけど…聞いちゃいけないことだったかな?
「あ、ごめん…」
「別にかまわないですよ。綺麗な人でしょう?僕たちの面倒見てくれてほんと、優しい人なんですよ。」
ニコニコと。
やっぱりはつらそうな笑顔だった。
「そ〜…じゃ、は幸せかい?」
「…さあ、どうでしょう。」
「しあわせ〜が一番〜…」
くすくすと微笑んでくれた。
今まではなんとなくすごいやつだって思ってたけど、
っていろんなものかかえてるんだな〜って思った。
それでも笑ってられるってすごくね?
ちょっと尊敬しちゃうな〜…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ジロー(爆)にてないですね、ごめんなさい。
たまにはも悩みたいとw
ホームシックかな?(笑)