Dear 



 木曜日からスリザリンとグリフィンドール合同で飛行訓練の授業だね。

 と一緒に授業が受けられるのかと思うと、うれしいんだ。

 とはホグワーツ行きの汽車の中でしか、詳しくしゃべってないから…

 もっといっぱいおしゃべりしたいなって思ってるんだ。

 だから、こうやってお手紙したんだけど…

 午後の授業がないときは一緒に図書室にでも行って話しをしないかい?

 ロンも誘ってさ。

 どうかな?

 返事待ってます。


                          ハリー・ポッター


































 朝食のとき、ふくろうがに手紙を落としていった。

 イリアが使うふくろうと違うのでは驚いていた。

 手紙を開けると、急に笑顔になってグリフィンドール寮に顔を向けた。

 誰かと目が会ったらしく、了解したよ、と口で言っていた。

 誰なんだろう…







 「、ハリーがお手紙をくれたんだよ。」


 白い封筒を見せてくれた。

 俺は字が読めないから、なんて書いてあるかなんてまったくわからないのだけど。


 「今度の午後はハリーたちとお勉強会…かな?図書室においで、だってさ。」 


 笑顔でそういった。

 の笑顔に、俺もなんだかうれしくなった。

 ハリーたちは俺に好意的だし、あんまり鬣をぐちゃぐちゃにしたりしないから好きだ。

 ああ、赤毛のロンは俺と同じような色の髪をしてるから好感が持てるしな。妙におびえてるのが気になるけど。


































 Dear ハリー・ポッター


 午後の図書室の件、了解しました。

 僕もハリーたちともっとよく話したいと思ってたからちょうどいい機会だね。

 次、午後があいている日はいつだったかな?

 図書室でいっぱい話せるといいね。


                         


































 寮に戻ったはさっと手紙を書き終えてそれを別のふくろうに持たせた。


 「それじゃあ、よろしくね。」


 と、笑顔で飛び立つふくろうに手を振る。

 …あんな笑顔で手を振ってもらえるなら、俺も手紙運んでやろうかなぁ……



 「さ、、次は授業だよ。早く行こう。」


 「、誰に宛ててふくろう飛ばしてたんだ?」


 「ん?ああ、。えっと、ハリー。お手紙が来たからその返事を飛ばしたのさ。」


 …そう露骨にいやな顔するなよ、


 「所詮グリフィンドール生じゃないか。」


 「まあね。でも、お手紙くれたんだから、返さないと失礼でしょう?」


 笑顔で微笑んで、


 「さ、授業に遅れないように行こうよ。」


 と、促す。



 「ああ。」


 「いつまでもむすっとしてないの。不細工。」


 「……のせいだ。」


 「なんで?」


 「…ハリーなんかに手紙を送るから。」


 ……嫉妬か?おい。


 「あいつはグリフィンドール生だろう?僕らが関わるような人じゃない。」


 …ちがったか。


 「はいはい、とりあえず行こうよ。」


 は相変わらず笑顔で、むすっとしたをつれて次の授業に向かった。





























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 スリザリンと、グリフィンドールの間の壁は厚いね。でも、それをものともしないのがハリーかな。
 逆にすごくほかの寮を気にするのが
 はその間に挟まったキャラになりつつあるなぁ……ハリーたちにも好意的だけど、とも一緒にいたい…みたいな(笑)








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